病院長あいさつ
高松赤十字病院長の中山 正吾です。令和6年4月1日、前任の西村院長より院長職を引き継ぎました。今後ともよろしくお願いいたします。
このたびは高松赤十字病院臨床研修サイトにアクセスいただき、ありがとうございます。高松赤十字病院は明治40年(1907年)に日本赤十字社香川県支部病院として四国で最初の赤十字病院として開設されました。以来市内中心部の現在地で地域医療の中核病院として高度専門的、急性期医療を担うと共に、資質の高い医療人を育成することを理念としています。
当院の臨床研修プログラムでは募集予定数は10人で、近年はフルマッチを維持しています。特徴としては1年次に内科全科が研修できること、救急車の受け入れ台数が年間4300台と県下で一番多く、救急科研修や救急当直時にファーストタッチができる。医局が総合医局で上級医にも相談がしやすい。勉強会の機会が多いなどが挙げられます。また当院は二次救急医療機関ですので、三次救命救急センターでの研修を希望される研修医には連携赤十字病院での研修も可能です。専属の研修メディエーター(看護師長)を配置していますので、研修生活から私生活まであらゆることの相談に乗っていただけ、研修医の皆さんからは大変好評です。地域医療研修としては小豆島中央病院を含む県内の医療機関で地域医療を学ぶことができます。
日本赤十字社は災害時の医療救護活動を使命としています。令和6年1月1日に発生した能登半島地震でも、全国の赤十字病院と協力して日赤災害救護班、日赤災害医療コーディネーターチーム、日赤こころのケア班を複数派遣し、現地で災禍に苦しむ被災者の支えとなるべく活動を行いました。災害救護班には希望した初期研修医もスタッフとして派遣し、貴重な経験を積んでいただきました。
2020年4月には屋上にヘリポートを備えた新館(本館北タワー12階建て)がオープンし、高性能PET-CTやIVR-CTなどの高度医療機器を整備しました。このような環境の中で研修医はチーム医療の一員として様々な疾患の経験を積むことができます。香川県は比較的気候も温暖で、讃岐うどんをはじめとしておいしい食べ物がたくさんあります。高松赤十字病院で医師としての第一歩を私たちと一緒に歩んで見ませんか。
令和6年4月
高松赤十字病院長 中山 正吾