眼科
基本情報
スタッフ紹介
スタッフ名 | 専門分野 | 認定医・専門医等 |
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眼科一般、緑内障 | 日本眼科学会眼科専門医 |
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眼科一般 | 日本眼科学会眼科専門医 |
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眼科一般、角膜 | 日本眼科学会眼科専門医 |
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概要
眼科領域疾患において、最新の情報、手技を用いて最善の医療を行っております。外来診療では、患者さんの症状を角膜、水晶体、硝子体、網膜、網膜血管、視神経等の問題点に分析し、患者さん自身に症状を理解していただけるような説明を心掛けております。
午前中一般外来の担当医師
午後は特殊外来(斜視・弱視外来、未熟児網膜症外来)を行っております。また、火曜、金曜の午後は手術日となっております。
受付:月~金 午前11時まで(2020年5月より金曜日の午前診察再開いたしました。)
特色
現在眼科の外来は月曜、水曜、木曜は2診制を取っております。火曜、金曜日は1診制で、火・金の手術日は午前中から手術を行っております。
3名の視能訓練士、2名の看護師、3名の外来クラークの計8名のパラメデイカルのサポートを受け外来診療を行っています。
外来の器械はICG検査も可能なトプコンTRC-50IX眼底カメラとニデックNAVIS-HP眼底カメラ画像ファイリングシステム、カールツァイスのHFAII750型の静的視野計、アルコンのアイマップ角膜形状解析装置、クレメントクラークシノプトフォア2001、トプコン3D OCT2000等を備え、斜視弱視から、角膜疾患、緑内障、黄班疾患等の網膜硝子体疾患まで幅広い眼科疾患の診療が可能となっています。
中央手術室での手術はカールツアイス社のルメラT眼科手術用顕微鏡、コンステレーション眼科手術システム、と日本でもトップクラスの機器を備えております。
現在の眼科部長の専門が緑内障ということもあり、他県からの緑内障患者の紹介も受けており、緑内障手術は線維柱帯切除術、下方からの線維柱帯切開術と非穿孔性線維柱帯切除術の同時手術を主体として行い、あらゆるタイプの緑内障治療にも対応できる体制をとっています。
詳細情報
高松赤十字病院眼科診療の御案内
はじめに
視覚は人間の知覚の中でとても重要なものの一つです。一概に視覚と言ってもその内容は、いわゆる視力だけにとどまらず、見える範囲の広さ(視野)、色の感覚(色覚)、人の顔や物の形や文字の認識(形態認知)、立体的に見える感覚(両眼視機能・立体視)、物の動きに対する感覚(動態視)及びそれらに必要な眼球の動き(眼球運動機能)や瞳の動き(瞳孔反応)など多岐にわたります。高松赤十字病院眼科では、患者さんの「見えにくい」、「目が何かおかしい」という症状に対して、視覚に関する様々な角度からその原因を解明し、正確な診断の下、分かり易い説明と的確な治療で皆様の眼の健康に貢献できるよう努力しております。
白内障診療
白内障は眼の中の水晶体(カメラのレンズに相当します)が濁るために見え難くなる疾患です。「かすんで見える」、「光が眩しくて見えにくい」等の症状をきたします。加齢に伴い発症することが多いですが、外傷、糖尿病、ステロイド内服等によって誘発されることもあります。進行した場合は手術が唯一の治療となります。当科では点眼麻酔による日帰り白内障手術も行っており、より負担の少ない手術、そして術後早期からの視力回復・社会復帰を目指しております。また糖尿病や他科疾患で治療を受けられている場合は、総合病院の利点を活かし、入院していただき他科との連携をとりつつ安全に手術を行えることが特徴です。手術につきましてはどうぞお気軽に眼科外来スタッフまでご相談ください。
緑内障診療
緑内障は最近とみに増加しつつある、失明にもつながる疾患ですが、当科で最も得意としている分野です。目眼の内圧(眼圧)が上がるため、眼球の内壁に内貼りされている視神経が圧迫を受けて弱ってしまい、その結果視野が狭くなる疾患です。急激に発症し痛みを伴うタイプ(閉塞隅角緑内障)と慢性的に進行するタイプ(開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障など)があります。前者に気付かないことは希ですが、後者は「たまたま片目ずつ見てみたら、視野の中に見えにくい部分があることに気付いた」等、忙しい日常の中で早期発見が見逃されていることもよくあります。当科では日本でも最新の視野検査器械を備え、あらゆる病型の緑内障に対し最先端の薬物治療・手術治療を行なっております。
MIGS(低侵襲緑内障手術)
最近の緑内障手術の新しい流れとして、眼に優しい・痛みや負担の少ない緑内障手術がいくつか考えだされてきています。これらを総称してMIGS(低侵襲緑内障手術)と呼んでいます。いずれも新しい手術器械を用いていて眼球の外壁を切開する範囲を最低限にして、手術時間が少なく、患者様にとって楽で苦痛の少ない手術です。
当院眼科ではこの中でも谷戸式眼内トラベクロトミーと呼ばれる、眼房水が眼外に流出する線維柱帯を谷戸式フックと呼ばれる器械で切開する方法を積極的に行っており良好な手術結果が得られています。
今まで行われていた線維柱帯切開術の1/3程の手術時間(約10分)で眼球に小さな穴を開けるだけで眼の中から線維柱帯を切開でき患者様の負担がかなり少ない手術です。興味のある方は下記をクリックしていただければスライドを掲載しておりますので、よりたくさんの情報をお知らせできます。
眼底検査と網膜疾患
眼の奥の眼底は、人間の身体の中で唯一、皮膚や粘膜を通さずに血管を直接見ることのできる場所です。ですから、眼底検査は単に眼の検査だけではなく、糖尿病や高血圧などによる全身の血管の変化を早期に発見するための検査でもあるのです。当科では、内科と連携をとりながら定期的な眼底検査を行っています。特に糖尿病による眼底出血(糖尿病網膜症)等に対しては、蛍光眼底造影やレーザー光凝固を行い疾患の進行予防に努めております。
「虫が飛んでいるように見える(飛蚊症)」、「視野の端の方に光が走る(光視症)」「視野に黒い影が被さってきた」等の症状は網膜剥離や眼底出血の前駆症状であることがあります。早期の場合はレーザー光凝固で治療することもできますが、進行した場合は入院手術が必要なこともあります。上記のうちいずれかの自覚症状がおありの場合はお早めに眼科外来までご相談ください。
斜視・弱視・視能訓練
視力に限らず立体視など様々な視機能は、生まれた時から全て備わっているのではなく、乳児期から小学校に入学するくらいまでの間に獲得されていくものです。従って、その間に斜視や遠視などが見逃されたままになっていると、視機能が十分に発達せず弱視になってしまいます。一度弱視になってしまうと、いくら大人になってから眼鏡やコンタクトを装用しても視機能を完全に取り戻すことができません。当科では、医師および視能訓練師2名の下、専門外来にてお子様一人一人にあった治療計画を立て根気強く視能訓練を行っております。「斜視ではないだろうか?」、「本当に幼少時から眼鏡をかけなければいけないのだろうか?」等いろいろなお悩みをお持ちのご両親様も多いかと思います。どうぞお気軽に眼科外来スタッフまでご相談ください。
外来診療について
外来は月から金の午前中に行っております。午後は基本的に予約制の検査および専門外来(レーザー凝固治療や蛍光眼底造影検査、視野検査、斜視弱視・視能訓練、未熟児網膜症、手術前の説明など)になります。
眼科外来診療においては、診察前に様々な検査をしたり、一度診察を受けていただいた後に瞳を拡げる目薬をさしてもう一度診察をさせていただくこともあります。その為、受付をされた順番と診察室にお呼びする順番が必ずしも一致しないことがあり、ご迷惑をおかけすることもあると思います。なるべくスムースに検査、診察が行えるようスタッフ一同心がけておりますので、何卒御理解・御協力いただきますようお願い申しあげます。
また症状や疾患によっては、目薬で瞳を拡げて診察をする散瞳検査が必要になりますが、この検査を受けられますと、個人差はあれ診察後3~5時間程度は目が眩しく、ぼやけて特に近くのものにピントが合わなくなります。その間は車の運転や細かな仕事などはでき難くなりますので、ご注意いただきますようお願いいたします。尚、この検査は日を改めて施行することも可能ですので、ご都合の悪い場合はどうぞお気軽に眼科外来スタッフまでお尋ねください。
(令和4年12月現在)
地域の先生方へ
今後、特に緑内障手術と屈折矯正白内障手術(TORIC IOL,Piggyback IOL)に力をいれていこうと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。