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なんがでっきょんな

検査部コラム「生殖医療と検査」


日本では不妊を心配したことがある夫婦は2.6組に1組、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は4.4組に1組です。 (出典::国立社会保障・人口問題研究所「年社会保障・人口問題基本調査」2021年)

今回は生殖医療と検査、特に検査部が
担当する検査について紹介します。

女性

1  採血で調べること(内分泌検査)


月経期 FSH、LH、E₂、T、PRL、TSH、F-T₃、F-T₄ 排卵障害を鑑別する
妊娠トラブルの元になるもの
卵胞期~排卵期 E₂ 卵胞の発育を確認する
黄体期 P4 黄体機能を確認する
いつでも AMH 卵巣の予備能を調べる

2  採血で調べること(感染症)

 クラミジア検査(初診時・卵管造影前)
 B・C型肝炎、梅毒、HIV(体外受精前)

3  尿検査

 LH:排卵を予測・確認する

男性

1  精液検査

 精液量、精子濃度、運動率、形態正常率(内分泌検査の結果が出る頃)

2  採血で調べること(内分泌検査)

 FSH、LH、T、(PRL)(初診時)

3  採血で調べること(感染症)

 B・C型肝炎、梅毒、HIV(体外受精前)

4  採血で調べること(染色体)

 無精子症の場合(精巣内精子採取術の前に)


表紙

なんがでっきょんな

vol.72

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.72の表紙のひと

臨床検査技師

今回の表紙は臨床検査技師です。今年1年目と2年目のフレッシュな3人に登場してもらいました。検体検査室での撮影は少し緊張している様子でしたが徐々に慣れてきたようで最後はにっこり笑顔がでていました。普段は患者さんの血液検査や尿検査を担当しており、検査結果を正確かつ迅速に報告できるように日々頑張っていますと話してくれました。