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日赤ヘルシー便り 08 食事で始める寝たきり予防~カルシウム編~


高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回はカルシウム編です。

日本は超高齢化社会に突入しており、2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者に、そして2040年には団塊ジュニア世代も定年を迎えて労働人口が激減し、医療や年金などの社会保障の継続が危機的状況となる事が予想されています。しっかりと蓄えが必要と話題になりましたが、寝たきりにならない身体作りはそれ以上に大事かもしれません。しかし健康は手中にある時にはその価値に気づきにくいものです。忙しさの余り食事を抜いたり、物価高で食費を削減するうちに健康な身体の維持が後回しにならない様、気を付けましょう。

昨今、転倒を機に骨折し、寝たきりになってしまう事例が少なくありません。丈夫な骨を保つために必要な1日のカルシウム量は、65~74歳の男性で750mg、女性で650mgです。多く含まれる食品は、乳製品や大豆製品、小魚、貝類、小松菜等の青菜です。また、カルシウムの吸収を促すビタミンDや骨を作る際に必要なビタミンKも併せて大事です。反対に、着色料や保存料等の添加物に含まれる無機リンの過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げます。

丈夫な骨を作る為には、カルシウムの十分な摂取に加えて、添加物の少ないバランスのよい食事が大切です。
今日から、丈夫な骨づくりを意識してみませんか。



表紙

なんがでっきょんな

vol.72

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.72の表紙のひと

臨床検査技師

今回の表紙は臨床検査技師です。今年1年目と2年目のフレッシュな3人に登場してもらいました。検体検査室での撮影は少し緊張している様子でしたが徐々に慣れてきたようで最後はにっこり笑顔がでていました。普段は患者さんの血液検査や尿検査を担当しており、検査結果を正確かつ迅速に報告できるように日々頑張っていますと話してくれました。