高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回はカルシウム編です。
日本は超高齢化社会に突入しており、2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者に、そして2040年には団塊ジュニア世代も定年を迎えて労働人口が激減し、医療や年金などの社会保障の継続が危機的状況となる事が予想されています。しっかりと蓄えが必要と話題になりましたが、寝たきりにならない身体作りはそれ以上に大事かもしれません。しかし健康は手中にある時にはその価値に気づきにくいものです。忙しさの余り食事を抜いたり、物価高で食費を削減するうちに健康な身体の維持が後回しにならない様、気を付けましょう。
昨今、転倒を機に骨折し、寝たきりになってしまう事例が少なくありません。丈夫な骨を保つために必要な1日のカルシウム量は、65~74歳の男性で750mg、女性で650mgです。多く含まれる食品は、乳製品や大豆製品、小魚、貝類、小松菜等の青菜です。また、カルシウムの吸収を促すビタミンDや骨を作る際に必要なビタミンKも併せて大事です。反対に、着色料や保存料等の添加物に含まれる無機リンの過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げます。
丈夫な骨を作る為には、カルシウムの十分な摂取に加えて、添加物の少ないバランスのよい食事が大切です。
今日から、丈夫な骨づくりを意識してみませんか。
Columnvol.68の表紙のひと
診療放射線技師
当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。