さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第19回~放射線治療の疑問にお答えします


診察のとき、医師から「放射線治療」を勧められることがあります。患者さんの中には、「どんな治療だろう?」「放射線は怖い…」と不安を抱く方がいらっしゃいます。
では、いったいどのような治療なのでしょうか。

がん治療には手術、薬物療法、放射線治療の3つの柱となる治療があります。

放射線治療は、手術と同じ局所の治療です。主にがんを治したり、がんの進行を抑えたり、がんによる痛みを和らげることを目的に行われます。

どこで治療できますか?

香川県内では当院を含め、8つの施設で治療をすることができます。粒子線治療や、そのほかの特殊な治療をご希望の方を県外へご紹介することもあります。

どんな方法ですか?

疾患や状況により回数はいろいろですが、基本的には1日1回、平日に続けて治療を行います。
患者さんが寝ている寝台のまわりを機械が動いて放射線を照射します。放射線は、それ自体に痛みがありません。患者さんが、寝台の上でじっと動かずにいられれば、年齢や体調を問わず行うことができます。そのため、ご高齢の方や持病のある方でも受けることが可能です。仕事や家事をしながら通院治療をする方もいます。また、治療による副作用はすぐには起こりません。治療を10回、15回続けると、放射線を照射した部位に副作用が出現します。回数や範囲により症状が出ない場合もあります。患者さんの状況に合わせて治療方法は様々です。

放射線治療に関する困りごとには、がん相談支援センターまでご相談ください。受付は、本館1階9番窓口、総合案内、患者図書室です。電話では、087-831-7101(代表)までお問い合わせください。


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。