病院を受診すると血液の検査結果を受け取ることが多いと思います。検査値の横に基準値(上限値や下限値)なるものが記載されていますが、これらは正常値ではありません。今回のコラムではこの基準値について簡単に説明します。
基準値は、以前は正常値と呼ばれていましたが、健常人を正しく選び出すことが困難で個人差があることから、必ずしも正常とは言えないとして、基準値と呼ぶようになりつつあります。基準値は右図のように、検査項目ごとに健常人を測定して、健常人の95%が基準値に入るように設定しています。逆に考えると健常人でもその5%は基準値から外れることになります。また、基準値は施設ごとに設定していますので、当院の基準値は他施設のものとは異なっています。
検査結果はひとつの項目だけで判断するのではなく、総合的に判断する必要があります。検査結果の解釈・判断においてご不明な点については、自己判断せずに担当医へご相談ください。
Columnvol.71の表紙のひと
令和6年度新人看護師
今回の表紙は令和6年春に入職した新人看護師38名です。平面駐車場で病院をバックに撮影しました。当日はよく晴れて暑い中でしたが、元気いっぱい笑顔での一枚になりました。慣れない日々の仕事にたくさんの研修と大忙しですが、前向きに取り組み一歩一歩成長する日々を過ごしています。院内で見かけたら、気軽に声をかけてください!