高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回は脂質編です。
あぶらは私達の健康にとって良いの?それとも悪いの?あぶらは摂りようなのです。例えば、あぶらは体の中でエネルギー源として利用される三大栄養素の一つですが、糖質やたんぱく質が1g=4kcalに対し、あぶらは1g=9kcalと2倍以上のエネルギー量です。
また、あぶらの働きは、エネルギー源だけでなく、体の構成成分となる他、ホルモンや生理活性物質の生成、脂溶性ビタミンの吸収促進など様々です。あぶらの種類も様々で、種類によって体内での代謝や働きが異なります。一方で私達が日々食べている食品の中には、種々のあぶらが混ざり合って含まれており、特定のあぶらだけを摂ることも、特定のあぶらを一切摂らないこともできません。したがって、食品にどのような種類のあぶらが多く含まれるのかを知り、自分の身体に合わせて上手に選択し、適量摂ることが大事です。
今回は、料理のエネルギー量が、素材に含まれるあぶらや、調理に使うあぶらの量で変化する例を紹介します。体重を減らしたいという方は控えめに、逆に食べる量が減ったけれど何とか体重を維持したいという方は、積極的に利用する事が鍵と言えます。あぶらの種類については、次回ご紹介致します。
Columnvol.71の表紙のひと
令和6年度新人看護師
今回の表紙は令和6年春に入職した新人看護師38名です。平面駐車場で病院をバックに撮影しました。当日はよく晴れて暑い中でしたが、元気いっぱい笑顔での一枚になりました。慣れない日々の仕事にたくさんの研修と大忙しですが、前向きに取り組み一歩一歩成長する日々を過ごしています。院内で見かけたら、気軽に声をかけてください!