さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

ついにグランドオープン! あたらしい高松赤十字病院、 はじまる。


長らくご不便をおかけしましたが、10年にわたる建物の刷新・耐震化工事がついに完了。
6月に全面リニューアルオープンしました。

診療の重点項目:最新設備とチーム力で地域医療に貢献します

【がん診療】検査力とロボット手術の強みを生かす

迅速で精確な検査が可能な高性能PET-CTで早期発見を重視。約10年前から始まったロボット支援手術は香川県でトップレベルの手術件数を達成し、現在2台体制で泌尿器科、消化器外科、胸部・乳腺外科、産婦人科などに展開しています。高解像度カメラと人間の手よりも正確で可動域も広いロボットアームで手術のクオリティも上がり、患者さんの体の負担を軽減できるようになりました。


【総合血管治療】低侵襲な血管内治療体制が充実

循環器疾患はがん診療と並ぶ当院の診療の軸。総合血管治療センターを中心に脳卒中・心臓病・血管の病気に広く対応しています。低侵襲な血管内治療を積極的に取り入れ、血管内治療装置も現在4台が稼働中です。


【周産期・新生児医療】地域周産期母子医療センターとして

年間700件近い分娩を扱い、産じょく早期からの母子同室やLDR室での家庭的な院内助産も実施。不妊治療も一般的な治療から体外受精、腹腔鏡手術療法、男性不妊まで広く対応しています。


【救急医療】「いざという時」に強い体制

24時間の救急医療体制を確立し、救急車は年間搬送台数4000台以上、高松医療圏ではトップクラスの受入に対応。コロナ禍においても、重点医療機関として多くの重症患者を含めた診療に当たりました。


【リハビリテーション】回復を支えるチームの力

けがや病気からの回復を左右する重要な要素の一つが、リハビリテーションです。「高齢者であってもできるだけ元気に回復してほしい」という思いを胸に、整形外科領域・脳卒中や循環器系・がん診療領域などで、多くの理学療法士・作業療法士がリハビリをサポートしています。


施設力の強化:病院機能を支えるハードも充実


【平面駐車場】患者さん目線で使いやすく

従来の立体駐車場に加え、新しく増えた約80台分の駐車スペース。そのうち、病院入口に近い10台は身体障害者用としました。体が不自由な人たちも、院内にアクセスしやすい設計です。


【ヘリポート】救急・災害時の医療を支える

ドクターヘリを使った患者搬送のため、本館北タワー屋上に整備。島しょ部からの救急搬送のみならず、災害時の迅速な搬送にも活用できる体制を整えています。


【電源の安定供給】より「災害に強い」病院へ

病院機能の基盤を支える電気。非常時も安定した電力供給を目指して電源配送を2系統に分け、さらに平面駐車場の整備に合わせて、3日分の非常用電源を動かすオイルタンクを埋設しました。


【充実したアメニティ】患者さんがくつろげる空間に

無料シャトルバス、コンシェルジュによるサポート、院内に癒やしをもたらすホスピタルアート、コンビニやカフェとともに、院内Wi-Fiを整備するなど、「快適な病院」づくりも進んでいます。


【コロナ禍を乗り越えて】 次の節目の年へ

明治末期から変わらず今の場所で地域の皆さまと歩んできた当院は、昨年創立115周年を迎えました。今は医師数も約170人と非常に多く、おかげさまで四国エリアでも研修医に人気の高い病院の一つに数えられています。
若手医師が増えると病院の活気が高まり、いろんな診療にいい影響を与えてくれると、今後とも期待しています。
全面リニューアルを終えてハード・ソフトともに一層充実した環境を生かし、120年の節目に向けて、これからも地域のために全力で尽くしてまいります。


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。