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日赤ヘルシー便り 04 ~炭水化物を見極めて無理なく減量~


炭水化物を見極めて無理なく減量~炭水化物続編~

高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回は炭水化物の続編です。

減量目的で糖質制限を行う場合、長続きしない極端な方法は避けましょう。例えば、主食を抜くと空腹感が強くフラフラする、筋肉や体力が落ちる、便秘になる、逆に他の物を食べ過ぎる等のリスクが高くなります。具体的に言えば、糖質は1日に最低限約100g程度必要*と考えられています。これは糖質が脳の主なエネルギー源である事を考慮し出された数字で、ご飯100g程度を3回食べる量に相当します。極端な糖質やエネルギーの制限は、筋肉合成に使われるべきたんぱく質がエネルギー源として利用され、筋肉減少や基礎代謝の低下を招きます。また、ご飯等の主食は、食物繊維やビタミン、ミネラル等の供給源でもあります。減らす場合には、必要な栄養素が欠乏しない様、副菜を十分に添えて補う必要があります。減量は“急がば回れ”で継続可能な食事調整と運動の組み合わせが最も効果的です。糖質制限のつもりが、空腹感やストレスで間食やお酒の誘因になる事もあります。同じ炭水化物でも糖類を多く含む間食より、腹持ちのよい適量の主食(多糖類+食物繊維)を選ぶ事が減量のコツと言えます。  *参考資料:日本人の食事摂取基準2020年版

炭水化物とは

食物繊維+糖質(多糖類(ご飯など)糖類(砂糖/果物/乳など)



表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。