バランスの良い食事でコツコツ貯筋♪ ~たんぱく質続編~
高松赤十字病院 管理栄養士の日赤ヘルシーです。今回はたんぱく質と筋肉のお話です。
筋肉量は年齢とともに減少しており、その減少率は1年に1%と言われています。また、手術などによるベット上安静では、1日に1%減少するとの報告があります。筋肉は、何もしなければ落ちる上、日々新陳代謝を繰り返しており、運動やたんぱく質を一時的に多くしても筋肉を維持していくことはできません。
適度な運動と適量のたんぱく質を含むバランスのよい食事の積み重ねが貯筋のコツなのです。高松赤十字病院では、術前術後のリハビリや栄養管理に積極的に取り組んでいます。栄養面では、絶食期間の短縮や個々の状態に合わせた食べやすい治療食の提供を目指しています。夏の疲れが出やすいこの時期は、具沢山の麺類や梅肉風味のさっぱりとした献立もおすすめです。
ご家庭でもパンや麺類だけで食事を済ませず、簡単に取り入れやすい物を利用して栄養バランスを整え、コツコツ貯筋を心掛けましょう。