さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

病気・治療のこと

検査部コラム 採血の質問にお答えします


当院の採血室では臨床検査技師と看護師が協力して、安全で安心できる採血に取り組んでいます。
検査部コラムでは、前回と今回の2回に分けてよくある質問と回答を紹介します。

Q.腕をしばった後のグーパーは良くないの?

A.グーパーを繰り返すことをクレンチングと言います。このクレンチングを行った後に採血すると、検査結果に影響することが知られています。腕をしばった後は親指を中にして軽く握る程度で大丈夫です。

Q.採血後、確認するので待ってくださいと言われたけど何を確認しているのですか?

A.血液が溶血や凝固していないか、量が足りているか確認しています。溶血とは赤血球の膜が壊れること、凝固は血液が固まることです。さまざまな検査結果に影響を与えてしまいます。採血量が少ない場合も同様です。

Q.いつも同じ場所から採血して大丈夫ですか?

A.同じ血管であっても同じ場所から採血するわけではないので一か月に一回程度なら大丈夫です。ただし、採血を繰り返すことで血管が硬くなって針が刺さりにくくなることがありますので、その場合は採血担当者にご相談ください。

採血室からのお願い
・乳房切除術をした側の腕や透析治療のためのシャント側の腕は、採血が原則禁忌となっていますので、採血時には必ず申し出てください。
・採血後は必ず3~5分程度しっかりと押さえてください。止血が不十分だと内出血することがあります。

気になる点やわからないことがございましたら、お気軽にお声かけください。


表紙

なんがでっきょんな

vol.72

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

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Columnvol.72の表紙のひと

臨床検査技師

今回の表紙は臨床検査技師です。今年1年目と2年目のフレッシュな3人に登場してもらいました。検体検査室での撮影は少し緊張している様子でしたが徐々に慣れてきたようで最後はにっこり笑顔がでていました。普段は患者さんの血液検査や尿検査を担当しており、検査結果を正確かつ迅速に報告できるように日々頑張っていますと話してくれました。