さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第12回~「治療しながら仕事を続けることもできます」


がんと診断された場合、「仕事はもう無理かも・・・」「仕事より治療に専念したい」「職場に迷惑をかけられない」などと、退職を考える方もいらっしゃいます。
しかし、がんは、治療の進歩により「長く付き合う病気」になり、また治療は入院ではなく通院で行うことが多くなってきました。そのため、治療を受けながら仕事を続けている方や、治療が一段落してから復職する方が、増えてきています。
仕事を続けることは、収入を得るだけではなく、社会とのつながりや生きがいという意味でも、大切だと言われています。

1.早まって退職を決めないようにしましょう。

・まずは、主治医に、治療スケジュールや治療に伴う体調の変化、仕事を続けられるかの見通しを確認しましょう。
・がん相談支援センターでは、職場への伝え方や利用できる制度など、仕事に関することも相談できます。

2.職場に、治療の見通しを伝え、休暇の取り方や働き方について相談してみましょう。

体調に合わせて休みを取りながら抗がん剤治療を受けている方や、身体的負担の少ない業務にしてもらうなど、職場と相談しながら工夫して働いている方もいます。

3.職場と病院が情報を共有して、治療と仕事の両立を支援することができます。

職場から仕事の内容などの情報を得たり、治療の内容や職場で配慮してほしいことなどを意見書(診断書)として職場に提供することもできます。

4.ハローワークでは、がんなどで長期療養が必要な方への就職支援を行っています

高松赤十字病院でも毎月第2木曜日に就職支援相談員による出張相談を行っています。


表紙

なんがでっきょんな

vol.72

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.72の表紙のひと

臨床検査技師

今回の表紙は臨床検査技師です。今年1年目と2年目のフレッシュな3人に登場してもらいました。検体検査室での撮影は少し緊張している様子でしたが徐々に慣れてきたようで最後はにっこり笑顔がでていました。普段は患者さんの血液検査や尿検査を担当しており、検査結果を正確かつ迅速に報告できるように日々頑張っていますと話してくれました。