さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

病気・治療のこと

肝機能を守るのは、 毎日の生活習慣!

肝機能を守るのは、毎日の生活習慣!

良好な肝機能を守っていれば、 健やかな毎日を送れるだけでなく、 いざという時に治療の効果が 高まることも期待できます。 日々の習慣を見直してみませんか?

飲酒はほどほどに

アルコールは肝臓にとって「毒」。昨今はコロナ禍が続いて家飲みの機会が増えたり、ストレスから飲酒量が増えたりと、平常時よりアルコールをたくさん摂取しがちな傾向にあります。お酒を楽しむ時は適量を守り、休肝日を設けるなど意識的に肝臓を休めるよう心掛けましょう。男性でビール500ml、女性で350ml程度が一般的なアルコールの適量。
これからもおいしくお酒を楽しみ続けるためにも、適量を守るのが大事。肝臓の病気と診断されたら、飲酒は厳禁です!


日本酒 180ml・1合 ビール500ml・中瓶1本
ワイン 200ml・グラス2杯 酎ハイ350ml・1缶


バランスの取れた食事が大事


肝臓にいいとされる食材は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを含んだもの。タウリンの豊富な貝類やタコ・エビなどの魚介も、肝臓の解毒作用を高めてくれます。逆にスナック菓子やインスタント食品などは負担をかけがち。加工食品の塩分や脂肪分、ジュースや果物の糖質にも注意が必要です。
体にいいとされる食品ばかり偏って食べるのも逆効果で、主食・主菜・副菜の揃ったバランスのいいメニューが重要です。魚介や肉、大豆製品、卵などの良質なたんぱく質と、ビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜を中心に、食物繊維をたっぷりとって、低カロリーかつ満腹感の得られる食事を心掛けましょう。食物繊維は糖質の吸収をおだやかにする効果もあります。頭ではわかっていても、すべて実践し続けるのは難しいかもしれません。まずは正しい知識を学び、できることから少しずつ気をつけていきましょう。

適度な運動でリフレッシュ!

運動は体の調子を整えストレス解消になるだけでなく、あらゆる病気の予防にも効果的。目安は1週間に150分以上、毎日少しずつでも体を動かすところから始めましょう。筋肉が増えると代謝がよくなり、非アルコール性の脂肪肝や肝炎の改善につながります。
軽く汗をかく程度の有酸素運動のほか、筋肉に負荷をかける動きを繰り返す、いわゆる筋トレも効果があるとされます。椅子に座って上半身だけを使い、足の関節や腰に負担をかけずに行う体操でも大丈夫。急激に体重を落とそうとせず、半年~1年スパンで健康的な減量を計画し、目標を達成しても運動の習慣を「継続する」ことが大切です。
また、肝機能異常と診断された場合は、運動を始める前に必ず医師に相談しましょう。



表紙

なんがでっきょんな

vol.68

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.68の表紙のひと

診療放射線技師

当院が誇る高精度のPET-CT室にて撮影を行いました。撮影中の雰囲気は非常に良く、仲の良さが素敵な笑顔から伝わってくると思います。若手ながら高度な検査や治療を担当する優秀な5人。真面目で仕事熱心、そして常に知識・技術の向上に励んでいると上司からの評価も非常に高く、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている彼らです。