さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

検査部コラム 院外処方せんの豆知識


院外処方せんへの検査値印字が開始されました


院外の保険薬局の薬剤師さんが、処方されている薬の量の確認や副作用の早期発見など、薬を安全に使用するために活用していただくための新しい運用です。
30日以内の検査情報が付帯しますので、30日以内に検査がない項目には「*」と表示されています。

印字される検査値

•感染症の有無や程度
•造血状況
•肝機能の状態
•腎機能の状態
•糖尿病の傾向
•血液をさらさらにするお薬の影響

などが確認できます。

お薬は内服後に代謝される過程で、肝臓や腎臓の影響を受けます。このため、肝機能や腎機能に応じて薬剤投与量を考慮する必要があります。また、薬剤の使用により、これらの機能に影響が出る場合もあります。
処方せんに直近の検査値を付帯することで、診断や治療方針を決定している担当医だけでなく、処方に携わってくれている薬剤師の方々とも情報を共有することができ、より安心・安全に治療を行うことができます。

ポイント

検査値の提供を望まれない場合は、右半分の検査値情報部分を切り取って処方せんのみを提供することが可能です。


表紙

なんがでっきょんな

vol.72

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.72の表紙のひと

臨床検査技師

今回の表紙は臨床検査技師です。今年1年目と2年目のフレッシュな3人に登場してもらいました。検体検査室での撮影は少し緊張している様子でしたが徐々に慣れてきたようで最後はにっこり笑顔がでていました。普段は患者さんの血液検査や尿検査を担当しており、検査結果を正確かつ迅速に報告できるように日々頑張っていますと話してくれました。