令和3年9月にマンモグラフィ装置を更新いたしました。従来の2D撮影に加え3D撮影(トモシセンス)ができるようになりました。
3Dマンモグラフィでは連続的に複数の位置から撮影し、画像を再構築することで焦点が合わせやすくなっています。従来のマンモグラフィでは苦手としていた、高濃度乳腺の診断がしやすくなりました。また、今までは腫瘍なのか、ただ乳腺どうしが重なっているだけなのか区別がつきにくかったものも、区別がつきやすくなり正確な診断ができるようになりました。なお、複数位置の撮影を行うものの被ばく線量は今までとほぼ変わらず、患者さんにとってやさしい検査になっています。
「マンモグラフィ検査は痛い」といった心配の声もよく聞かれますが、この装置には圧迫を自動で減圧する機能も付いています。圧迫板が乳房にやさしくフィットして、痛みの軽減が図れます。さらに、装置にキティちゃんのデザインがあしらわれているところもポイント!ほかにも音楽を流したり、声かけをして患者さんがリラックスして検査に臨めるように配慮をしています。
乳がんに関するご相談は、高松赤十字病院 胸部乳腺外科 までお問い合わせください。
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