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なんがでっきょんな

ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第5回~セカンドオピニオンを上手に活用しましょう


セカンドオピニオンとは、診断や治療法について、主治医以外の医師に「第2の意見」を求めることです。セカンドオ ピニオンを聞くことで、病気や治療に対する理解が深まり、より納得して治療に臨むことができます。
セカンドオピニオンについて、よくお受けする相談をご紹介します。

相談⒈ 「病院を移りたい、別の医師の診察を受けたいので、セカンドオピニオンを受けたい」

これは、セカンドオピニオンではありません。セカンドオピニオンは、主治医が準備した紹介状や検査結果などをもとに、 「意見」を聞く外来です。セカンドオピニオン先で検査や治療は行いません。
別の病院での診察を希望する場合は、その旨主治医に申し出ましょう。

相談⒉ 「主治医からあまり説明がなかった、主治医は忙しそうだから、セカンドオピニオンを受けたい」

ファーストオピニオン(主治医の意見)を理解しないままセカンドオピニオンを受けても、かえって混乱してしまいます。 まず、主治医の意見を十分に聞き、理解することが大切です。その上で更に他の医師の意見を聞いてみたい時、セカンド オピニオンを受けましょう。

相談⒊ 「セカンドオピニオンを受けたいと、主治医に言い出しにくい」

セカンドオピニオンは患者さんの当然の権利です。率直に伝えましょう。「先生を信頼し納得してから治療を受けたいの で、別の医師の意見も聞いておきたい。」などと伝えてみるのもいいと思います。

相談2や3のように、主治医に聞きにくい、主治医に言い出しにくい場合は、看護師などのスタッフやがん相談支援センターに相談してみましょう。がん相談支援センターでは病院選びや手続きなどもお手伝いします。


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。