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ガンのこと

2人に1人がかかる がんについて知っておきたいこと ~第3回~ 医療者とコミュニケーションのヒント


医療者とのコミュニケーションのヒント

がん相談支援センター 専従看護師長 穴吹 いづみ

ご相談をお受けする中で、患者さんやご家族から「先生は忙しそうで、聞きたいことがあってもなかなか聞けない」「説明が難しくてよくわからなかった」「自分の気持ちや希望は言いにくい」などと、時々お聞きします。皆さんはいかがですか。
安心して治療や療養生活を送るには、医療者(特に主治医)と良い関係を築くことがとても大切だと思います。そのためのヒントをいくつかお伝えします。

1.心配なこと、わからないことは率直に伝えましょう。

患者さんと医療者が、お互いに正確な情報を伝えて理解し合っていくことが大切です。医師の説明は専門的でわかりにくい場合があるかもしれません。一方、患者さん自身のことは患者さんにしかわかりません。気になる症状や心配なこと、わからないことなど、そのままにしないで率直に伝えてみましょう。

2.聞きたいことや伝えたいことをメモしておきましょう。

「診察時間はあわただしく、先生の前では緊張してうまく話せない」と、お聞きします。メモを活用すると、短時間でも要領よくつたえることができ、聞き忘れることが少なくなります。また、聞いた内容もメモしておくと、後で確認することができます。

3.できれば、家族や親しい人に付き添ってもらいましょう。

一緒に聞いてもらうことで、安心感があり、また後で話の内容を確認したり、相談したりすることもできます。

4.困ったときは、看護師などほかのスタッフやがん相談支援センターに相談してみましょう。

主治医にどのように伝えたらいいかを一緒に考えてくれたり、会話の調整役をしてくれたりすることもあります。


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

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Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。