さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

病院のこと

50号記念特別巻頭特集 本館北タワー 来春オープン !!

2016年8月の 東館解体から始まった一大工事も 皆様のご理解とご協力のお蔭で順調に進み、 今や大詰めを迎えようとしています。 現在建設中の本館北タワーは、 当院の診療機能の中枢を担う診療棟として 2020年4月にオープン予定です。 令和の時代を迎え、新しく生まれ変わる 高松赤十字病院にご期待ください!

高松赤十字病院 院長 網谷 良一 (あみたにりょういち)

Q : 本館北タワーの特徴は

多様な医療ニーズに対処できるよう、救急医療をはじめとする高度急性期医療、高度専門的医療さらには先進医療を実践するための中核施設として建設しました。手術室・血管造影室・救急病棟を増室・拡充します。がん診療に関しては、PET CTを新たに導入するとともに最新の高性能放射線治療装置への更新を行います。
また産科や不妊治療関連施設の拡充、小児科病棟、女性病棟の整備も行います。人工透析やリハビリテーションの部門も刷新します。屋上には緊急用のヘリポートを設置します。

Q : 患者さんのメリットは?

入院病棟の個室を増やすとともに4床室もプライバシーに配慮した構造とし、入院生活の快適性向上に努めました。婦人科や乳腺疾患等の女性患者さん専用の「女性病棟」を設けて、従来から運用中の「女性外来」ともども女性患者さんへの配慮を徹底します。
1階正面玄関に近接して、シャトルバスや送迎車用の待合室を設置し、患者図書室・売店・カフェ・ベーカリー・レストランの充実にも努めます。西玄関入口の 壁画”愛の小径“ の 連作として、1階ロビーに山本容子画伯に壁画を制作していただきます。


Q : 地域医療の中核として果たすべき役割は?


当院は「地域医療支援病院」「地域がん診療連携拠点病院」として地域の医療機関との連携・支援の役割を担っています。
患者さんの日常の健康を身近で支えてお られる”かかりつけ医“の方々と緊密に連 携し、地域全体で患者さんを支える環境作りを目指しています。院内での診療にとどまらず、市民公開講座や各種院内講座、ラジオ番組での広報啓発活動、季刊発 行の広報誌”なんがでっきょんな“などを 通じて地域の皆様と関われる機会も設けています。
また「災害拠点病院」として災害時でも医療機能を継続出来るよう、本館北タワーには免震構造を採用しました。非常時の発電・給水・トイレ等のライフラインや患者収容スペースの確保にも努め、地域の皆様の安全と安心を全力でサポートしてまいります。

Q : 高松赤十字病院が目指す 病院の在り方とは?

当院は創設以来”患者さん中心の安全で質の高い医療“を追求してきました。香 川県の医療を牽引する中核病院の役割を担い、目覚ましく進歩する医学・医療の真っ只中で高度急性期医療・専門的医療さらには先進医療を適切に実践していくことを使命にしています。救急医療、周産期医療、小児医療、島しょ部の医療支援などの政策医療にもこれまでと同様に積極的に貢献してまいります。
当院は、戦中・戦後の一時期を除き 112 年 の長きにわたって現在地で医療を行ってきました。それだけに地域の皆様との関わりがたいへん深く、皆様から寄せられる期待と当院が担う責任の大きさを実感しています。今後とも地域の皆様に信頼され、愛される病院を目指して、「人道・博愛」の赤十字精神のもと地域医療の充実に誠心誠意努めてまいります。


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。