さぬきの健康と元気をサポートする高松日赤だより

なんがでっきょんな

くすりのはてな

くすりのはてな vol.14  ー健康食品について

健康食品についてのお話です。

高松赤十字病院 薬剤部

健康食品にはどのような種類がありますか?

健康食品には①機能性が表示できる「保健機能食品」と、 ②機能性の表示ができないその他の健康食品があります。また、保健機能食品は⑴国が有効性や安全性を個別に審査し許可した「特定保健用食品(通称:トクホ)」、⑵国が定める特 定の栄養成分の規格基準に適合した「栄養機能食品」、 ⑶事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示 した「機能性表示食品」の3種類に分類されます。特定保健用食品には、「血圧が高めの方に」、「コレステロールが高めの方に」、「血糖値が気になる方に」等の表示がされていますが、 医薬品とは異なり、あくまでも食品です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかる前の人の健康の維持・増進や、生活習慣病との境界領域の人の食生活を改善するための食品であり、治療を目的とするものではないことに注意しましょう。


一般食品
健康食品 ①保健機能食品 ⑴特定保健用食品  (通称:トクホ) 健康の維持増進や特定の保健の用途に 利用する食品 
⑵栄養機能食品  特定の栄養成分の補給のために利用される食品 
⑶機能性表示食品 (※トクホのように個別で国の許可を受け ていない)

②その他の健康食品  (サプリメント、健康補助食品、栄養補助食品等) 

健康のために健康食品を摂った方がいいですか?

健康維持の基本は「栄養バランスのとれた食事、適度な 運動、十分な休養」です。安易に健康食品を利用するのではなく、まずは生活習慣を整えることが重要です。その上でや むを得ず栄養の偏りが生じる場合に、あくまで補助的に健 康食品を使いましょう。食が細い、かむ力が低下した等の 理由で十分な栄養を摂るのが難しい場合は、まずは医師や栄養士にご相談ください。

健康食品には身体に悪い作用はありませんよね?

健康食品にも有害な作用がある場合があります。むしろ、 保健機能食品以外の健康食品の多くは、販売前に人での 安全性や有効性の確認がほとんどされていないので、どの程度の有害な作用があるか分かりません。また、健康食品には摂取目安があります。「食品だから多く食べても大丈 夫」と考え、効果が実感できないと自己判断で大量に摂取する方がいらっしゃいますが、過剰摂取が健康被害につな がる場合があります。必ず指定された摂取目安を守るよう にしましょう。健康食品の中には医薬品の効果に影響を与 えるものもあるため、服薬中の方で健康食品を利用したい際は薬剤師にご相談ください。

イベントインフォメーションEVENT INFORMATION 

健康講話十二講 (参加費無料・申込不要)

高松赤十字病院では地域の皆さまに向けて地域公開講座を毎月開催しております。病気の予防や治療についてわ かりやすくご説明いたします。また、会場には相談コーナーも設けており、医師や看護師、社会福祉士、臨床心理士が相談に応じます。ぜひお気軽にご参加ください。

今後の開催スケジュール

2月16日(土) 10:40~12:30
第1話「アレルギー性鼻炎」(仮題) 耳鼻いんこう科医師 能田 淳平
第2話「喘息について」 呼吸器内科医師 小川 瑛
第3話「喘息の予防について  ~日常生活の注意点~」 慢性呼吸器疾患看護認定看護師 西村 あけみ

3月23日(土) 10:40~12:30
特集  世界腎臓デー2019 イベント

場所 瓦町FLAG8階
   アートステーション多目的スタジオ
   高松市常磐町一丁目3番地1

お問い 合わせ
高松赤十字病院
地域医療室/がん相談支援センター
TEL:087-831-7101(内線1175、1176)

3.11 「私たちは、忘れない。」 3.11 「私たちは、忘れない。」
~未来へつなげる防災・減災プロジェクトイベント~  参加費無料・申込不要

日時 平成31年3月11日(月)14:00~15:00
場所 高松赤十字病院 本館1階
内容 【講演】 「災害だ!何を持って逃げる?」( 仮) 看護部災害救護委員会
災害時の非常持出品について日赤看護師から厳選してご紹介!妊婦、乳幼児や持病がある方など、 様々なシチュエーション応じたポイントも分かりやすく説明します。
【パネル展示】 3月4日(月)から3月12日(火)
①当院が東日本大震災の際に行った救護活動などを紹介する写真パネル
②糖尿病や心不全など疾患別の非常持出品に関するパネル

なにしよん?日赤びと 第5回~臨床心理士~

「院内で見かけるあのスタッフは何をしているのかな…」そんな疑問にお答えします。

こころの問題に関わる専門職として、当院には2名の臨床心理士がおり、チーム医療に参加しています。様々なこころの問題、つらい気持ちやいろんな心配事を、整理したり吐き 出したりしていただきながら、その問題との付き合い方を共に考えていくのが仕事です。
さて、この臨床心理士という資格は心理学の専門団体からなる財団法人によって認定 されたものですが、このたび、心理職の基礎資格となる国家資格(公認心理師)が制定され、2名ともその試験に受 かりました。
医療の世界は、医師、看護師、薬剤師等それぞれ国家資格をもった専門家によって構成されていますが、ようやく 心理職もその並びに加わったわけです。
仕事の内容はこれまでと変わらず、こころの問題での支援を必要としている人やその関係者にかかわり、こころの 健康を保つためのお手伝いや啓発活動を行ってまいります。

建築の最新状況を届ける  新東館(仮称)建築なう

現在の工事の状況は、中央診療棟側からブロックごとに分け、東へ向けて順々に鉄骨を立てていき、出来上がった階の床にコンクリートを打っているところ です。階段も設置されており、自由に上下階を行き来できる状態です。なお、一 番西側のブロックは屋上まで鉄骨が組み上がりました。また、2月からは工事用エレベーターが稼働して おり、人や荷物を運んでいま す。他には、2基設置しているタワークレーンの1基は解体し、新たに屋上に自走式クレ ーンを設置する予定です。そ して!建物の正式な名称が間 もなく決定する予定です!! 〇〇棟?△△館??それとも… ???皆さま、お楽しみに♪

48号の表紙 : 入職1年目の診療放射線技師

今回の表紙は画像診断や治療を支える放射線の専門家:診療放射線技師の新人で す。また、共に写っている機器は、当院が2017年に導入した高性能320列CT装置です。 診療放射線技師として毎日、研鑽を積んでいる2人。仕事への思いは?との質問に、 患者さんが安心して検査が受けられるように、不必要な被ばくを避けつつ診断・治 療に役立てる画像を提供できるように日々心がけていますと話してくれました。

読者の声 前号の読者アンケートから

今後も新しい発明、発見、設備の導入等で、これまでできなかった治療が可能となるトピックや事例を(3か月後から導入予定等)で知 らせてほしい。

ご意見ありがとうございます。今回号の特集は、正に四国や香川で初めて当院が開始した治療や診断のご紹介となりました。   
今後も新しい技術や機器の情報を発信いたしますので、ますますご期待ください!         (広報委員会 事務局)


表紙

なんがでっきょんな

vol.70

最新号

「高松日赤だより なんがでっきょんな」は、患者の皆さんに高松赤十字病院のことを知っていただくために、季刊発行する広報誌です。季節に合わせた特集や役立つ情報を掲載いたします。冊子版は、高松赤十字病院の本館1階の③番窓口前に設置していますので、ご自由にお持ち帰りください。左記画像をクリックすると、PDFでご覧になることもできます。

Take Free!

Columnvol.70の表紙のひと

1年目初期研修医

4月より新しく加わった10人の研修医です。今回の表紙は当院の目の前に広がる中央公園にて撮影しました。当日はよく晴れて、少し汗ばむ陽気でしたが若さあふれる元気いっぱいの一枚になりました。 まだまだ不慣れなこともあるとは思いますが、どうぞ温かい目で成長を見守ってください。