院長挨拶
院長挨拶
高松赤十字病院長の中山 正吾です。令和6年4月1日、前任の西村院長より院長職を引き継ぎました。今後ともよろしくお願いいたします。
このたびは高松赤十字病院ホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。高松赤十字病院は明治40年(1907年)に日本赤十字社香川県支部病院として四国で最初の赤十字病院として開設されました。以来市内中心部の現在地で地域医療の中核病院として高度専門的、急性期医療を担うと共に、日本赤十字社の使命である災害時の医療救護活動にも貢献して来ました。令和6年1月1日に発生した能登半島地震でも、全国の赤十字病院と協力して日赤災害救護班、日赤災害医療コーディネーターチーム、日赤こころのケア班を複数派遣し、現地で災禍に苦しむ被災者の支えとなるべく活動を行いました。
病院のハード面では、約10年間にわたって行ってきた病棟新築、院内改修も令和5年6月にはひとまず完成し、現在は新たな施設、高性能PET-CTやIVR-CTなどの最新の医療機器で診療を行っています。
我が国の人口動態からは、今後少子化による人口減少、働き手となる若年者減少、高齢者増加が予想以上のスピードで進んでいきそうです。その社会の変化に私たちの病院も対応して行かねばなりません。人材確保と医療DXを活用した医療の効率化を行う必要があります。
また2024年4月からは医師の働き方改革が本格的に始まりました。これは医師の時間外労働時間を減らすことだけが目的ではなく、医師の健康を守るため、タスクシフトやタスクシェア、業務の効率化、上手に休日を取ることを推進する医療におけるパラダイムシフトとなる改革です。この活動には患者さんやご家族の協力も必要です。今後も皆さんと共にこの改革を進めて参りたいと思います。
高松赤十字病院は高度急性期医療を担う総合病院としてこれまでと同様に、そしてこれからも、当院の理念である「人道と博愛」の赤十字精神に基づき、地域の患者さん、医療機関にとって(プラス)となるよう診療を行って参ります。今後ともご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年4月1日
高松赤十字病院長 中山 正吾
中山 正吾(なかやま しょうご) | |
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職名 | 院長 |
専門分野 | 循環器、心臓血管外科 |
認定医 | 日本胸部外科学会認定医 |
専門医 | 日本外科学会外科専門医 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構 心臓血管外科専門医 日本心臓病学会 心臓病上級臨床医(FJCC) |
指導医等 | 日本胸部外科学会認定指導医 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構 修練指導者 |
学位 | 取得 |
出身大学 | 京都大学 |
卒業年 | 1982年 |
略歴 | 1982年6月15日:京都大学医学部附属病院 1983年4月1日:国立姫路病院(心臓血管外科医員)勤務 1986年4月1日:兵庫県立尼崎病院(心臓血管外科医員)勤務 1989年3月31日:同上 退職 1989年4月1日:京都大学大学院 1993年4月1日:武田病院(心臓血管外科医員)勤務 (この間1993年4月から7月まで Harefield Hospital, Londonに短期臨床留学) 1994年1月1日:大阪赤十字病院(心臓血管外科医員)勤務 2002年2月16日:高松赤十字病院(心臓血管外科 部長)勤務 2006年10月18日:大阪赤十字病院(心臓血管外科 部長)勤務 2015年4月1日:大阪赤十字病院 副院長兼務 2020年12月1日:大阪赤十字病院 救命救急センター センター長兼務 2022年3月31日:大阪赤十字病院 定年退職 2022年4月1日:大阪赤十字病院 常勤嘱託 2023年4月1日:高松赤十字病院 特任参与(兼)第三心臓血管外科部長 2024年4月1日:高松赤十字病院 院長 |
患者さんへ | 高松赤十字病院は地域で信頼される高度急性期病院でありたいと考えています。患者さんが安心して受診できる高度で先進的な医療体制のみならず、心のかよう医療を提供したいと思います。 |
医学生・研修医へ | 高松赤十字病院は2023年全面改修が終了し、新しい設備で高度医療を提供できるようになりました。学生実習、研修医教育にも以前から力を入れています。ぜひ一度見学にお越しください。 |
開業医の先生方へ | 高松赤十字病院は地域で信頼される病院を目指します。地域連携は患者さんの治療、予後において非常に重要と考えています。地域における良質、良好な医療ネットワークを構築したいと思います。ぜひご協力をよろしくお願いいたします。 |
業績1 | Fetal bovine serum is not necessary for the cryopreservation of aortic tissue. Shogo Nakayama, Toshihiko Ban, Yoshifumi Okamoto: The Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgery, 108: 583-586, 1994 |
業績2 | 凍結保存ヒト大動脈弁作成のための実験的研究。中山正吾、伴 敏彦、岡本好史:日本心臓血管外科学会雑誌、21:238-244,1992 |
業績3 | 凍結保存ヒト大動脈弁における線維芽細胞生存性の定量的評価。中山正吾、伴 敏彦、岡本好史:日本胸部外科学会雑誌、41:1357-1362,1993 |
業績4 | Reoperation of the Kay – Shiley disc valve 35 years after replacement. Shogo Nakayama, Michihito Nonaka, Osamu Ishida: The Annals of Thoracic Surgery , 2004 |
業績5 | 経皮的カテーテルアブレーションに合併した左房食道瘻に対する1手術例。中山正吾、坂本和久、伊藤 恵:日本心臓血管外科学会雑誌、42巻2号 155-158, |